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地中送電線工事 ~都市と景観を守る電力インフラ~

皆さんこんにちは!

 

大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている

有限会社高倉産業、更新担当の富山です。

 

 

地中送電線工事 ~都市と景観を守る電力インフラ~


◆ 地中送電線工事とは?

 

地中送電線工事とは、地下に送電線を敷設する工事のことです。


都市部の幹線道路の地下や、公園・景観保護地域などで多く採用されます。

近年では「無電柱化」という言葉とともに注目されており、都市の安全性・美観向上に欠かせない存在となっています。


◆ 特徴とメリット

 

  1. 景観に優れる
     電柱や鉄塔がなくなるため、街並みがすっきり美しくなる。観光地や歴史的景観地区で特に効果的。

  2. 防災性が高い
     台風・豪雪・地震などの自然災害で倒壊や断線の心配が少なく、安定した送電が可能。

  3. 土地の有効活用
     電柱や鉄塔が不要になるため、道路幅や歩道を広く使える。


◆ 地中送電線工事の手順

 

  1. ルート設計
     道路や都市インフラの状況を踏まえて、地下のルートを決定。

  2. 電線共同溝(C.C.BOX)の構築
     複数の電力線や通信線をまとめて収容する管路を地下に設置。

  3. ケーブル敷設
     電線を管路に通し、絶縁や防水処理を施す。

  4. マンホール設置
     定期点検や接続のためのマンホールを適切な間隔で設置。

  5. 接続・試験
     端末処理や接続を行い、電圧・絶縁性能を確認。


◆ 課題とデメリット

 

  • 工事コストが高い
     掘削作業や地下構造物の設置が必要で、架空線より費用が数倍高くなる。

  • 工期が長い
     地下インフラとの調整が必要で、完成までに時間がかかる。

  • 点検の難しさ
     地中化された電線は目視で確認できないため、特殊な点検技術が必要。


◆ 今後の展望

 

地中送電線工事は「防災都市づくり」や「観光都市整備」の観点からますます重要になります。


特に大都市圏では、無電柱化が街づくりのキーワードとなりつつあります。

今後はコスト削減や効率化の技術革新が期待されます。


◆ まとめ

 

地中送電線工事は、


✅ 景観保護
✅ 防災性の向上
✅ 都市空間の有効利用

といった大きなメリットを持つ一方、コストや工期といった課題も抱えています。


地域特性や目的に応じて、架空送電線工事と地中送電線工事を使い分けることが重要です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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