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月別アーカイブ: 2025年6月

送電線工事の流れ

皆さんこんにちは!

 

大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている

有限会社高倉産業、更新担当の富山です。

 

 

 

シリーズ第2回

送電線工事の流れを追ってみよう!

 

 

 

前回は送電線工事の概要についてご紹介しましたが、今回はその実際の現場の流れにグッと迫ってみましょう!


① 計画・ルート選定・測量

 

工事の第一歩は、送電ルートの計画から始まります。
山間部・川・都市部など様々な地形を考慮し、安全かつ効率よく電力を届けられるルートを選定します。

  • ドローンによる空中撮影

  • 地形図・地質データの活用

  • 土地所有者との協議

これらを経て、ルートが決まったら次は測量チームの出番です。GPSやトータルステーションを駆使して、正確な位置と高さを測定します。


② 鉄塔の基礎工事・建設

 

ルートが決まったら、鉄塔の基礎工事です。
重機を使って穴を掘り、鉄筋を組み、コンクリートで固めます。地盤の強度に応じて基礎の構造も変わるため、地質調査がカギとなります。

基礎が固まったら、いよいよ鉄塔の組立!
巨大なクレーンや高所作業車を使って、パーツを一つずつ組み立てていきます。風の強さ、地形の傾斜、天候の変化に細心の注意を払いながら進めます。


③ 架線工事(ワイヤーを張る)

 

鉄塔が建ったら、次は「線を張る」工程。
ここでは“架線機”という特殊な機械を使って、ドラムからワイヤーを送り出し、鉄塔同士の間をピンと張っていきます。

ポイントは張力の調整。
たるんでもダメ、張りすぎても断線のリスク。緻密な計算と職人の勘が合わさった“張線芸術”です!


④ 絶縁部品の取り付け・検査

 

送電線が鉄塔に直接触れないように絶縁するため、「碍子(がいし)」と呼ばれるパーツを取り付けます。
この碍子があることで、送電中の電気が地面に漏れず、火災や感電のリスクを防ぐのです。

そして最終段階は、検査と試験

  • 絶縁抵抗試験

  • 通電テスト

  • 張力確認

  • 構造物チェック

すべてをクリアして初めて、「送電開始」となります。


⑤ 完成後も続く“見えない仕事”

 

送電が始まっても、実は私たちの仕事は終わりません。

  • 点検・巡視

  • 台風・地震後の確認

  • 経年劣化対策

長期間にわたって送電の“安全”と“安定”を守り続けることが、送電線工事の真の役割でもあるのです。


 

次回もお楽しみに!

 

 

 

有限会社高倉産業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちら!

 

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インフラの縁の下の力持ち!送電線・通信線工事の世界とは?

皆さんこんにちは!

 

大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている

有限会社高倉産業、更新担当の富山です。

 

 

 

梅雨の候、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

雨音に季節の移ろいを感じる今日この頃です。

 

今月からブログ更新を頑張っていきます!

 

 

 

シリーズ第1回

インフラの縁の下の力持ち!送電線・通信線工事の世界とは?

私たちが携わっている「送電線・通信線工事」のリアルな仕事やその裏側を、わかりやすくご紹介していきます!

突然ですが、日々の暮らしの中で何気なく使っている「電気」や「インターネット」。


スマートフォンでSNSをチェックしたり、夜になれば部屋の電気をつけたり、エアコンで快適に過ごしたり…。
これらすべてを支えている“縁の下の力持ち”が、私たちの仕事、送電線・通信線工事なんです!

「え?それって電柱のことじゃないの?」「ただ線を引くだけでしょ?」
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。でも実は、この工事、想像以上に奥が深くて、かなり専門的なんですよ!


◆送電線工事とは?

 

送電線とは、発電所でつくられた電気を遠く離れた地域まで届ける“エネルギーの高速道路”。
その距離は、数十キロから数百キロにも及びます。山あり谷ありの地形を越えて、都市の需要地まで、電気を安定して運ぶための重要なインフラです。

送電線工事では、以下のような作業が行われます:

  • 送電鉄塔の建設・組立
     → 鋼材を使って高さ30m〜80mの巨大鉄塔を一から建てていきます。設置場所によっては、ヘリコプターを使って部材を空輸することも!

  • 架線工事(線の張替え)
     → 専用の機械でワイヤーロープを高所に張り巡らせ、適切な張力をかけて固定。電線が緩んだり切れたりしないよう、ミリ単位で調整するプロの技が光ります。

  • 碍子(がいし)や金具の取り付け
     → 電気が鉄塔に流れないようにするための絶縁部材。小さく見えて、実は非常に重要なパーツです。

  • 安全検査・試験
     → 工事完了後は、万が一にも事故が起きないように、電圧試験・絶縁抵抗試験・目視確認など、入念なチェックを行います。

 

私たちの職場は時に、地上数十メートルの“空の上”。強風や雪の中での作業になることも珍しくありません。まさに「空の職人」とも言える現場です。


◆通信線工事とは?

 

一方の通信線工事は、現代社会において“情報”を届ける大動脈の構築を担っています。
テレビ、インターネット、スマートフォン、各種センサーなど、すべてのデジタルライフはこの通信インフラの上に成り立っています。

通信線工事の具体的な内容はというと…

  • 光ファイバーやメタルケーブルの敷設
     → 路面下に通信管路を掘削し、ケーブルを通す作業。都市部では交通規制や地下インフラの把握も重要になります。

  • 電柱上の通信設備の設置
     → 電力線と共架している通信線を設置したり、5Gなどの無線基地局のアンテナを取り付けたり。高所作業が必要です。

  • 建物への引込・宅内配線
     → マンションやオフィスへ回線を引き込み、LAN配線やWi-Fi機器の設置まで対応することもあります。

  • 障害対応やメンテナンス
     → ケーブル断線や劣化などのトラブルにも即対応。まさに“通信の守り人”!

 

この仕事がなければ、誰かと連絡を取ることもできず、リモートワークやオンライン会議、動画視聴すらも成り立たない時代です。


◆ライフラインを守る使命感

 

送電線も通信線も、人々の暮らしにとって“命綱”のような存在。
一見地味かもしれませんが、私たちがしっかりと工事・点検・保守を行うことで、社会全体がスムーズに回っていくのです。

だからこそ、私たちの誇りは「人の目に見えないところで、みんなの生活を支えている」こと。

次回は、送電線工事の現場にスポットを当て、「工事の流れ」を詳しくご紹介します!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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