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月別アーカイブ: 2025年7月

高所作業のリアルと安全管理

皆さんこんにちは!

 

大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている

有限会社高倉産業、更新担当の富山です。

 

 

 

シリーズ第4回:高所作業のリアルと安全管理

 

 

 

送電線や通信線工事で欠かせないのが、高所での作業です。


鉄塔や電柱の上、ビルの屋上…時には地上数十メートルの高さで仕事をすることもあります。


今回は、そのリアルと安全への取り組みを詳しく紹介します。


① 命を預ける「安全帯」

 

高所作業の最大のリスクは、もちろん転落事故


これを防ぐために使うのが、**フルハーネス型墜落制止用器具(通称:安全帯)**です。


腰ベルト式ではなく、肩と足にもベルトを回すフルハーネス型は、転落時に体全体で衝撃を分散する構造。


装着前には、

  • ベルトのヨレや劣化がないか

  • 金具がしっかり固定されているか

  • 使用期限を過ぎていないか
    を必ずチェックします。


② 鉄塔・電柱での作業と気象条件

 

送電線や通信線の工事は、鉄塔や電柱の上で行うことが多く、風や天候の影響を大きく受けます


例えば、

  • 風速が10m/sを超えたら作業中止

  • 雨や雪の日は絶対にNG

  • 雷注意報が出たら即撤収
    といった基準を徹底しています。

高所作業はただでさえ足場が不安定。


そこに強風が加わると、ほんの少しの揺れが命取りになります。


安全第一を最優先に、気象情報を常に確認しながら作業を進めます。


③ KY(危険予知)活動でリスクを共有

 

現場では作業前に必ず**KY活動(危険予知活動)**を実施します。

  • 「今日の作業でどんな危険があるか?」

  • 「どうやって回避するか?」
    を全員で話し合い、声掛け確認・指差呼称を徹底します。

 

例えば、

  • 「この工具は落下防止ストラップを付けた?」

  • 「安全帯のフックは二重掛けになってる?」
    といった小さな確認の積み重ねが、大きな事故を防ぎます。


まとめ

 

高所作業は、技術と経験、そしてチームワークが命綱。


安全帯や保護具はもちろん、一人ひとりの意識が現場を守ります


私たちはこれからも「ゼロ災害」を目標に、安全と品質を両立した工事を続けていきます。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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通信線工事の現場のリアル

皆さんこんにちは!

 

大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている

有限会社高倉産業、更新担当の富山です。

 

 

シリーズ第3回:通信線工事の現場ってどんな感じ?

 

 

今回は、普段あまり目にすることのない通信線工事の現場のリアルを一般的な市場での例を基に詳しくお届けします。


インターネットや電話回線、スマート家電が当たり前の今、それを支える通信線工事の役割は非常に大きいんです。


① 配線ルートをどう選ぶ?

 

通信線工事で最初に重要なのが、どこを通すかというルート決定です。


建物の外壁、天井裏、地下配管、電柱など、通信ケーブルが通る場所はさまざま。


現場ごとに状況が異なるため、

  • 最短距離で施工できるか

  • 安全性を確保できるか

  • 既存の電線や設備との干渉がないか
    といった条件を細かく検討します。

この工程では、通信事業者さんや建築業者さんとの打ち合わせも欠かせません。


例えば、「ビルのこの部分に配管を通したいけど、空調ダクトや電線が近いから別ルートを検討しよう」など、現場で柔軟な対応が求められます。


② ケーブル敷設と接続作業

 

ルートが決まったら、光ファイバーケーブルの敷設です。


光ファイバーは非常に細く、髪の毛ほどの太さしかありません。


そのため、専用のドラムと引き込み機を使って慎重に施工します。

そして最大のポイントは、融着接続


これは、光ファイバー同士を熱で溶かし、ピタッとつなぐ技術です。


接続がズレると通信ロスが発生し、速度や品質に大きく影響します。


融着後は必ず光パワーメーターで測定し、数値を確認するのが基本です。


③ 屋内工事と試験

 

マンションやオフィスに回線を引き込むときは、屋内でのLAN配線やONU(回線終端装置)設置も行います。


壁内に配線を通したり、モジュラージャックを新設する作業もあり、見た目にこだわるお客様には、露出配線を最小限にする工夫も求められます。

配線が完了したら、最後に通信試験


「しっかり速度が出ているか」「回線の安定性に問題ないか」を確認します。
この瞬間、お客様から
「めちゃくちゃ速い!」「快適になった!」
という声をいただくと、苦労が一気に報われます。


現場のやりがい

 

通信線工事は、目立たないけれど社会のインフラを支える大切な仕事。
一つのケーブルが、たくさんの人の暮らしや仕事をつなげている――
そんな使命感を胸に、私たちは日々、現場で汗を流しています。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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