皆さんこんにちは!
大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている
有限会社高倉産業、更新担当の富山です。
― 街の電気と通信を支える「縁の下の力持ち」 ―
電柱建設工事とは、住宅街や市街地に電柱を建て、送電線や通信ケーブルを支える工事のことです。
街を歩けばどこにでも見かける電柱。
しかし、その一本一本には、地中からの支え・電力供給の仕組み・安全性が詰まっています。
普段は当たり前のように見える存在こそ、
都市インフラの中で最も地道かつ重要な役割を担っています。
まず、電力会社・通信会社・自治体と連携し、
電柱の設置位置を綿密に計画します。
交通の妨げにならない場所
建物・樹木・歩道との距離の確保
送電線の高さ・角度・張力の計算
わずか数十センチのズレでも、後の配線作業に影響を与えるため、精密な測量が欠かせません。
電柱を立てるために、まずは専用の重機で穴を掘ります。
深さはおおよそ地上高の6分の1〜7分の1が目安。
例えば高さ12mの電柱なら、約2mの深さまで掘削します。
掘った穴には砕石を敷き詰め、安定性と排水性を確保します。
この段階で地中配線や上下水道の管に干渉しないかも確認しながら進めます。
クレーン車や電柱建柱車を使って、電柱を慎重に建て込みます。
地中に差し込み、垂直を確認しながら、周囲をモルタルや砕石で固めて固定。
水準器で垂直確認
根巻きモルタルで安定化
上空の送電ルートとの高さ確認
この工程は、**「1本の柱を真っすぐ立てる技術」**の結晶。
地上に見えるのはわずか一部ですが、支えているのは確かな職人の技です。
電柱が安定したら、送電線・通信ケーブル・トランス・支線などを取り付けます。
高所作業車での精密な作業が続き、
特に通電前の確認や絶縁距離の測定など、安全面の確認が最重要。
電力・通信・照明など、多様な設備を1本の電柱で支えるため、
複数業者が同時に関わる連携作業になります。
最後に電圧試験・絶縁試験を行い、異常がないかを確認。
問題がなければ、電力会社へ正式に引き渡します。
こうして私たちの街の明かりが灯り、
スマートフォンやインターネットも当たり前に使える環境が整えられているのです。
電柱工事は、道路沿い・住宅街・人通りの多い現場がほとんどです。
そのため、交通誘導・歩行者への配慮・近隣挨拶も欠かせません。
現場では「電気を扱う」意識を常に持ち、
感電防止・墜落防止・車両誘導を徹底しています。
⚡ 安全第一が“街を守る第一歩”。
作業員一人ひとりの注意が、事故を防ぎ、地域の信頼を築きます。
電柱を建てる仕事は、地味に見えて地域インフラを支える誇り高い仕事です。
「昨日まで何もなかった道に、自分が建てた電柱が並ぶ」――
その光景を見たとき、確かな達成感が胸に残ります。
また、電力会社や通信会社などの現場と連携しながら進めるため、
チームワーク・安全意識・技術力がすべて求められる専門職。
経験を積むことで、将来的には現場管理者や施工監督としてキャリアアップも可能です。
🌟 “街の電気を支える縁の下の力持ち”。
電柱工事は、暮らしと未来を守る使命ある仕事です。
鉄塔が“長距離の送電”を支える存在なら、
電柱は“私たちの暮らしを照らすラストランナー”。
見上げればそこにある日常の電線――
その一本一本の裏には、技術者たちの努力と誇りが息づいています。
🔹 電気をつなぐ。街をつなぐ。未来をつなぐ。
鉄塔も電柱も、その使命はひとつです。
次回もお楽しみに!
有限会社高倉産業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
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皆さんこんにちは!
大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている
有限会社高倉産業、更新担当の富山です。
― 日本の電力を支える“巨大な構造物”をつくる仕事 ―
鉄塔建設工事とは、送電線を支える鉄塔を設置・組立てる工事のことです。
発電所でつくられた電気を、安全かつ安定的に各地へ送るために欠かせないインフラ工事。
山間部や海岸、都市部の高所など、設置場所は多岐にわたります。
どんな環境でも電力を届けるため、鉄塔は高さ・強度・耐久性すべてにおいて高い精度が求められます。
鉄塔の建設は、まず地盤調査から始まります。
地面の硬さ・水分量・地形などを確認し、鉄塔の重さに耐えられる地盤かを判断。
必要に応じて地盤を固める**改良工事(セメント注入・杭打ちなど)**を行います。
この段階での判断が、後の耐震性や安定性に直結します。
見えない地中部分こそ、鉄塔を支える“土台の職人技”が光る部分です。
鉄塔の足元には、数十トンにも及ぶ重さを支えるコンクリート基礎を構築します。
鋼製のアンカーボルトを正確な位置に埋め込み、数ミリ単位の精度で調整。
コンクリートの打設・養生
アンカーの位置確認
水平・垂直の計測
この基礎がズレると、上部の鉄塔が傾く危険があるため、慎重な作業が求められます。
基礎が完成すると、いよいよ鉄塔の組立工程です。
大型クレーンや高所作業車を使用し、部材を一本ずつボルトで固定していきます。
鉄塔は高さが30〜100mを超えることもあり、強風や天候にも注意を払いながら作業を進めます。
作業員同士が声を掛け合いながら、上空で部材を組み上げていく姿はまさに職人の連携そのもの。
鉄塔が完成したら、電線を張る「架線工事」を行います。
高所で電線を通し、張力(引っ張り具合)をミリ単位で調整。
張りすぎると切断の恐れがあり、緩すぎると風で揺れて他の線に接触してしまうため、
経験豊富な技術者の“手の感覚”が頼りです。
鉄塔建設は高所作業の連続です。
そのため、安全帯・ヘルメット・命綱・昇降装置など、徹底した安全対策が欠かせません。
毎日の朝礼でKY(危険予知)ミーティングを行い、
その日の風速・気温・作業順序を全員で共有します。
🔸 安全を守ることは、仲間を守ること。
鉄塔現場では、この意識が何よりも大切にされています。
鉄塔建設は、“日本の電力インフラをつくる仕事”です。
完成した鉄塔は数十年にわたり、地域の電気を支え続けます。
そのスケールと達成感は、他の現場では味わえません。
地上から見上げたあの巨大な鉄塔――
「あれ、自分が組んだ鉄塔なんだ」と思える瞬間、
職人としての誇りが込み上げてきます。
🌟 見上げる構造物の中に、自分の技術が残る。
鉄塔工事は“未来を支えるものづくり”の仕事です。
次回もお楽しみに!
有限会社高倉産業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
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