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日別アーカイブ: 2025年11月20日

🧷電線張力調整 ― 線1本にかける職人の精密技術

皆さんこんにちは!

 

大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている

有限会社高倉産業、更新担当の富山です。

 

 

 

🧷電線張力調整 ― 線1本にかける職人の精密技術

〜“たるませず、切らせず、正確に張る”〜

 

 

 

電線は、ただ電柱に引っ掛けてあるわけではありません。
実は、**張力(テンション)**という精密なバランスで保たれています。

強すぎれば電線が切れ、弱すぎれば風でたるんで事故を招く。
この微妙な張り具合を見極めるのが、
「電線張力調整」という非常に重要な作業です⚡


🎯張力調整の目的

 

電線を張るときには、必ず「適正張力」を設定します。
張力とは、電線をピンと引っ張る力のこと。

その目的は大きく3つ👇

1️⃣ たるみ防止
 電線が垂れ下がると、車両や歩行者との接触リスクが増加。

2️⃣ 断線防止
 過度に引っ張ると、温度変化や風圧で金属疲労を起こしやすくなる。

3️⃣ 電柱・金具への負担軽減
 適正なテンションを保つことで、支柱への荷重を分散。


⚙️張力調整の方法

 

電線の材質・太さ・スパン(電柱間の距離)・気温などを考慮し、
専用のテンションメーターで張力を測定します。

また、架線工事では「張線機」や「テンションホイスト」を使って、
線を一定の強さで引きながら固定します。

👷‍♂️プロの技は、ここにあります。
微妙な風の揺れや温度差を見ながら、
“感覚と数値”の両方で張力をコントロールするのです。


🌡️気温と張力の関係

 

電線は金属製のため、温度によって伸び縮みします。
気温が高い日は線が伸びてたるみ、寒い日は縮んで強く張る――。

そのため、施工時には季節や時間帯も考慮しながら、
気温変化に対応できる「中間張力」で施工を行います。

この“先を読む技術”が、
経験豊富な架線職人の腕の見せどころです💪


🧠熟練の感覚とチームワーク

 

張力調整は、1人ではできません。
電線の片端ともう一方で、職人同士が声を掛け合いながら、
数十メートル、時には数百メートル先まで正確に張ります。

「少し緩いぞ」
「1kg張り上げよう」
そんな声が飛び交う現場は、まるで精密なオーケストラ


💬まとめ

 

電線張力調整は、ミリ単位の感覚と経験が問われる繊細な仕事
一本の線を正確に張ることで、街の電力が守られ、通信がつながります。

職人の手で生まれる“見えない精度”が、
インフラの安全を支えているのです⚙️✨


💼求人メッセージ

 

当社では、電線架設・張力調整に携わる仲間を募集しています。

  • 高所作業・電気・通信に興味がある方

  • 手先が器用で慎重に作業ができる方

  • チームで一つの目標を達成することが好きな方

未経験者でも、経験豊富な職長が一から指導します。
安全教育・資格取得サポート・現場手当も充実!

あなたの“張る力”が、日本の電力を支える力になります。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

有限会社高倉産業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

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