皆さんこんにちは!
大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている
有限会社高倉産業、更新担当の富山です。
目次
― 日本の電力を支える“巨大な構造物”をつくる仕事 ―
鉄塔建設工事とは、送電線を支える鉄塔を設置・組立てる工事のことです。
発電所でつくられた電気を、安全かつ安定的に各地へ送るために欠かせないインフラ工事。
山間部や海岸、都市部の高所など、設置場所は多岐にわたります。
どんな環境でも電力を届けるため、鉄塔は高さ・強度・耐久性すべてにおいて高い精度が求められます。
鉄塔の建設は、まず地盤調査から始まります。
地面の硬さ・水分量・地形などを確認し、鉄塔の重さに耐えられる地盤かを判断。
必要に応じて地盤を固める**改良工事(セメント注入・杭打ちなど)**を行います。
この段階での判断が、後の耐震性や安定性に直結します。
見えない地中部分こそ、鉄塔を支える“土台の職人技”が光る部分です。
鉄塔の足元には、数十トンにも及ぶ重さを支えるコンクリート基礎を構築します。
鋼製のアンカーボルトを正確な位置に埋め込み、数ミリ単位の精度で調整。
コンクリートの打設・養生
アンカーの位置確認
水平・垂直の計測
この基礎がズレると、上部の鉄塔が傾く危険があるため、慎重な作業が求められます。
基礎が完成すると、いよいよ鉄塔の組立工程です。
大型クレーンや高所作業車を使用し、部材を一本ずつボルトで固定していきます。
鉄塔は高さが30〜100mを超えることもあり、強風や天候にも注意を払いながら作業を進めます。
作業員同士が声を掛け合いながら、上空で部材を組み上げていく姿はまさに職人の連携そのもの。
鉄塔が完成したら、電線を張る「架線工事」を行います。
高所で電線を通し、張力(引っ張り具合)をミリ単位で調整。
張りすぎると切断の恐れがあり、緩すぎると風で揺れて他の線に接触してしまうため、
経験豊富な技術者の“手の感覚”が頼りです。
鉄塔建設は高所作業の連続です。
そのため、安全帯・ヘルメット・命綱・昇降装置など、徹底した安全対策が欠かせません。
毎日の朝礼でKY(危険予知)ミーティングを行い、
その日の風速・気温・作業順序を全員で共有します。
🔸 安全を守ることは、仲間を守ること。
鉄塔現場では、この意識が何よりも大切にされています。
鉄塔建設は、“日本の電力インフラをつくる仕事”です。
完成した鉄塔は数十年にわたり、地域の電気を支え続けます。
そのスケールと達成感は、他の現場では味わえません。
地上から見上げたあの巨大な鉄塔――
「あれ、自分が組んだ鉄塔なんだ」と思える瞬間、
職人としての誇りが込み上げてきます。
🌟 見上げる構造物の中に、自分の技術が残る。
鉄塔工事は“未来を支えるものづくり”の仕事です。
次回もお楽しみに!
有限会社高倉産業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
![]()