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電柱建設工事 ― 街の電気と通信を支える「縁の下の力持ち」 ―

皆さんこんにちは!

 

大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている

有限会社高倉産業、更新担当の富山です。

 

 

 

電柱建設工事

― 街の電気と通信を支える「縁の下の力持ち」 ―


🔹 電柱建設工事とは

 

電柱建設工事とは、住宅街や市街地に電柱を建て、送電線や通信ケーブルを支える工事のことです。
街を歩けばどこにでも見かける電柱。
しかし、その一本一本には、地中からの支え・電力供給の仕組み・安全性が詰まっています。

普段は当たり前のように見える存在こそ、
都市インフラの中で最も地道かつ重要な役割を担っています。


⚙️ 電柱建設工事の流れ

 

① 施工計画・位置決定

 

まず、電力会社・通信会社・自治体と連携し、
電柱の設置位置を綿密に計画します。

  • 交通の妨げにならない場所

  • 建物・樹木・歩道との距離の確保

  • 送電線の高さ・角度・張力の計算

わずか数十センチのズレでも、後の配線作業に影響を与えるため、精密な測量が欠かせません。


② 掘削工事(穴掘り)

 

電柱を立てるために、まずは専用の重機で穴を掘ります。
深さはおおよそ地上高の6分の1〜7分の1が目安。
例えば高さ12mの電柱なら、約2mの深さまで掘削します。

掘った穴には砕石を敷き詰め、安定性と排水性を確保します。
この段階で地中配線や上下水道の管に干渉しないかも確認しながら進めます。


③ 電柱建て込み

 

クレーン車や電柱建柱車を使って、電柱を慎重に建て込みます。
地中に差し込み、垂直を確認しながら、周囲をモルタルや砕石で固めて固定。

  • 水準器で垂直確認

  • 根巻きモルタルで安定化

  • 上空の送電ルートとの高さ確認

この工程は、**「1本の柱を真っすぐ立てる技術」**の結晶。
地上に見えるのはわずか一部ですが、支えているのは確かな職人の技です。


④ 送電線・通信線の取付け

 

電柱が安定したら、送電線・通信ケーブル・トランス・支線などを取り付けます。
高所作業車での精密な作業が続き、
特に通電前の確認や絶縁距離の測定など、安全面の確認が最重要。

電力・通信・照明など、多様な設備を1本の電柱で支えるため、
複数業者が同時に関わる連携作業になります。


⑤ 試験・引渡し

 

最後に電圧試験・絶縁試験を行い、異常がないかを確認。
問題がなければ、電力会社へ正式に引き渡します。

こうして私たちの街の明かりが灯り、
スマートフォンやインターネットも当たり前に使える環境が整えられているのです。


🧠 安全管理と作業環境

 

電柱工事は、道路沿い・住宅街・人通りの多い現場がほとんどです。
そのため、交通誘導・歩行者への配慮・近隣挨拶も欠かせません。

現場では「電気を扱う」意識を常に持ち、
感電防止・墜落防止・車両誘導を徹底しています。

安全第一が“街を守る第一歩”。
作業員一人ひとりの注意が、事故を防ぎ、地域の信頼を築きます。


💬 求職者の皆さんへ ― 電柱建設のやりがい

 

電柱を建てる仕事は、地味に見えて地域インフラを支える誇り高い仕事です。
「昨日まで何もなかった道に、自分が建てた電柱が並ぶ」――
その光景を見たとき、確かな達成感が胸に残ります。

また、電力会社や通信会社などの現場と連携しながら進めるため、
チームワーク・安全意識・技術力がすべて求められる専門職。
経験を積むことで、将来的には現場管理者や施工監督としてキャリアアップも可能です。

🌟 “街の電気を支える縁の下の力持ち”。
電柱工事は、暮らしと未来を守る使命ある仕事です。


✨ まとめ

 

鉄塔が“長距離の送電”を支える存在なら、
電柱は“私たちの暮らしを照らすラストランナー”。

見上げればそこにある日常の電線――
その一本一本の裏には、技術者たちの努力と誇りが息づいています。

🔹 電気をつなぐ。街をつなぐ。未来をつなぐ。
鉄塔も電柱も、その使命はひとつです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っております。

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