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日別アーカイブ: 2025年8月21日

架空送電線工事 ~電気を空から届ける仕組み~

皆さんこんにちは!

 

大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている

有限会社高倉産業、更新担当の富山です。

 

 

架空送電線工事 ~電気を空から届ける仕組み~


◆ 架空送電線工事とは?

 

架空送電線工事とは、鉄塔や電柱に電線を張って送電する工事のことを指します。


日本の風景でよく目にする高い鉄塔や電柱に張られた電線は、すべてこの工法によって設置されたものです。

長距離送電や都市部の電力供給に広く利用されており、電気インフラの中心的存在です。


◆ 特徴とメリット

 

  1. 施工コストが比較的低い
     地中に埋める工事に比べ、地上に鉄塔や電柱を立てる方が費用を抑えられます。

  2. 工事期間が短い
     ルートを確保できれば比較的早く設置可能で、復旧工事もスピーディー。

  3. 点検・修理が容易
     空中にあるため目視点検しやすく、ドローンを使った点検技術も発展しています。


◆ 架空送電線工事の手順

 

  1. ルート調査・設計
     地形や建物の配置を調査し、鉄塔や電柱の設置場所を決定。

  2. 基礎工事
     鉄塔や電柱を支える基礎をしっかり構築。地盤改良が必要になる場合もあります。

  3. 鉄塔・電柱の建設
     重機を使って鉄塔を組み立て、電柱を設置します。

  4. 電線の架設
     ワイヤーを用いて送電線を張り、適切な張力を確保します。

  5. 試験運転・送電開始
     電圧・絶縁抵抗を確認し、問題がなければ送電開始。


◆ 課題とデメリット

 

  • 景観への影響
     鉄塔や電線が景観を損なう場合があり、都市部や観光地では課題となります。

  • 災害リスク
     台風や地震、落雷による倒壊・断線リスクが高い。

  • 用地確保の難しさ
     山間部や都市部では、鉄塔・電柱を立てる土地の確保が難しい場合があります。


◆ まとめ

 

架空送電線工事は、コスト面・施工性・点検のしやすさで大きなメリットがあります。


一方で景観や災害リスクといった課題もあるため、地域ごとに最適な方式を選ぶ必要があります。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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