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日別アーカイブ: 2025年6月23日

送電線工事の流れ

皆さんこんにちは!

 

大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている

有限会社高倉産業、更新担当の富山です。

 

 

 

シリーズ第2回

送電線工事の流れを追ってみよう!

 

 

 

前回は送電線工事の概要についてご紹介しましたが、今回はその実際の現場の流れにグッと迫ってみましょう!


① 計画・ルート選定・測量

 

工事の第一歩は、送電ルートの計画から始まります。
山間部・川・都市部など様々な地形を考慮し、安全かつ効率よく電力を届けられるルートを選定します。

  • ドローンによる空中撮影

  • 地形図・地質データの活用

  • 土地所有者との協議

これらを経て、ルートが決まったら次は測量チームの出番です。GPSやトータルステーションを駆使して、正確な位置と高さを測定します。


② 鉄塔の基礎工事・建設

 

ルートが決まったら、鉄塔の基礎工事です。
重機を使って穴を掘り、鉄筋を組み、コンクリートで固めます。地盤の強度に応じて基礎の構造も変わるため、地質調査がカギとなります。

基礎が固まったら、いよいよ鉄塔の組立!
巨大なクレーンや高所作業車を使って、パーツを一つずつ組み立てていきます。風の強さ、地形の傾斜、天候の変化に細心の注意を払いながら進めます。


③ 架線工事(ワイヤーを張る)

 

鉄塔が建ったら、次は「線を張る」工程。
ここでは“架線機”という特殊な機械を使って、ドラムからワイヤーを送り出し、鉄塔同士の間をピンと張っていきます。

ポイントは張力の調整。
たるんでもダメ、張りすぎても断線のリスク。緻密な計算と職人の勘が合わさった“張線芸術”です!


④ 絶縁部品の取り付け・検査

 

送電線が鉄塔に直接触れないように絶縁するため、「碍子(がいし)」と呼ばれるパーツを取り付けます。
この碍子があることで、送電中の電気が地面に漏れず、火災や感電のリスクを防ぐのです。

そして最終段階は、検査と試験

  • 絶縁抵抗試験

  • 通電テスト

  • 張力確認

  • 構造物チェック

すべてをクリアして初めて、「送電開始」となります。


⑤ 完成後も続く“見えない仕事”

 

送電が始まっても、実は私たちの仕事は終わりません。

  • 点検・巡視

  • 台風・地震後の確認

  • 経年劣化対策

長期間にわたって送電の“安全”と“安定”を守り続けることが、送電線工事の真の役割でもあるのです。


 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っております。

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