
皆さんこんにちは!
大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っている
有限会社高倉産業、更新担当の富山です。
前回は送電線工事の概要についてご紹介しましたが、今回はその実際の現場の流れにグッと迫ってみましょう!
工事の第一歩は、送電ルートの計画から始まります。
山間部・川・都市部など様々な地形を考慮し、安全かつ効率よく電力を届けられるルートを選定します。
ドローンによる空中撮影
地形図・地質データの活用
土地所有者との協議
これらを経て、ルートが決まったら次は測量チームの出番です。GPSやトータルステーションを駆使して、正確な位置と高さを測定します。
ルートが決まったら、鉄塔の基礎工事です。
重機を使って穴を掘り、鉄筋を組み、コンクリートで固めます。地盤の強度に応じて基礎の構造も変わるため、地質調査がカギとなります。
基礎が固まったら、いよいよ鉄塔の組立!
巨大なクレーンや高所作業車を使って、パーツを一つずつ組み立てていきます。風の強さ、地形の傾斜、天候の変化に細心の注意を払いながら進めます。
鉄塔が建ったら、次は「線を張る」工程。
ここでは“架線機”という特殊な機械を使って、ドラムからワイヤーを送り出し、鉄塔同士の間をピンと張っていきます。
ポイントは張力の調整。
たるんでもダメ、張りすぎても断線のリスク。緻密な計算と職人の勘が合わさった“張線芸術”です!
送電線が鉄塔に直接触れないように絶縁するため、「碍子(がいし)」と呼ばれるパーツを取り付けます。
この碍子があることで、送電中の電気が地面に漏れず、火災や感電のリスクを防ぐのです。
そして最終段階は、検査と試験!
絶縁抵抗試験
通電テスト
張力確認
構造物チェック
すべてをクリアして初めて、「送電開始」となります。
送電が始まっても、実は私たちの仕事は終わりません。
点検・巡視
台風・地震後の確認
経年劣化対策
長期間にわたって送電の“安全”と“安定”を守り続けることが、送電線工事の真の役割でもあるのです。
次回もお楽しみに!
有限会社高倉産業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
大分県日田市を拠点に送電線・通信線の工事を行っております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!